猫ちゃんの高血圧症

 こんにちは、院長の谷内です。晴れの日が続き、お洗濯もはかどりますね。今回は猫ちゃんの高血圧症についての記事です。よろしければ読んでみてください。

 猫ちゃんの高血圧は人とは異なり、遺伝性の高血圧というよりは腎疾患や内分泌疾患に続発して起こることが多いと言われています。また、食事中のナトリウムの量も大きな影響は及ぼさないと考えられています。

 血圧が高くなりすぎると眼・脳・腎臓・心臓の疾患などを招くことがあります。病的な高血圧の場合には治療が必要になってきます。

 猫ちゃんの高血圧の測定には人と同じく血圧計を用います。病院内で血圧測定をすることになりますが、来院のストレスにより本来の血圧よりもかなり高くなることがあります。血圧を測定するときは1回だけではなく5,6回と連続して測りますが、ゆっくり時間をかけて測るほうが正常に近い値がでます。時間に余裕を持って測るのが良いと思います。通院の度に何度か血圧測定を実施して慣れさせるほうが理想ですが、明らかな高血圧による症状が疑われるときは降圧剤を早めに処方する場合があります。

 治療が必要な高血圧の診断が出た場合は降圧剤を飲ませます。主な副作用は低血圧による元気・食欲の低下がみられます。ひどい場合はふらつきや運動失調が認められます。とくに飲ませてから2時間以内はよく様子をみてあげましょう。

 当院ではポータブルの血圧測定器を導入いたしました。慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病、心臓病の猫ちゃんの定期検査やシニア猫ちゃんの健康診断に有用と考えています。