こんにちは、マローキャットクリニックの谷内です。少し雨や曇りが多く過ごしやすいですね。今日は肥満についてです。
SNSなどではデブ猫ちゃんはとても人気ですね。
しかし、あまりにも太らせていると様々な病気や怪我のもととなるので推奨いたしません。
肥満の猫ちゃんに起こること
関節炎・・・体重が重いので関節に負担がかかります。さらに動かなくなり、カロリーを消費しなくなり、肥満の負のサイクルが出来ます。
心臓病のリスク上昇・・・失神、呼吸困難などがみられます。
糖尿病のリスク上昇・・・水をたくさん飲む、食べても痩せていきます。
皮膚病・・・適切なグルーミングが出来ずにスタッドテイルや毛玉になります。特にしっぽの付け根によくみられます。太めの猫ちゃんでしっぽの付け根がベタベタしたり、フケが多い場合は上手くグルーミングが出来ていないことが予想されます。ダイエットすると共にブラッシングまた、床にお腹がついてお腹の毛が薄くなることも。
下部尿路疾患・・・飲水量低下により膀胱炎や尿石症のリスクが上がります。
以上のように、肥満による弊害は非常に多いため、病院で体重について指摘された飼い主様は獣医師に相談の上適切なダイエットをしていきましょう。
なお、人間ではファスティングと言って絶食をするダイエット法がありますが、猫ちゃんでは絶食は禁忌です。
私も最近多額の借金を抱え、生命保険に入ることになりました。歩くと保険金額が減るコースになかば強制的に入らされました・・・。私も頑張ります!